直接観察法
両生類・爬虫類は生息環境が限られており、行動範囲も広くないため、実個体の目視確認が比較的容易です。調査範囲内を踏査し、目視や鳴き声による確認、タモ網などによる捕獲で生息状況を把握します。特に、両生類については、各種の繁殖時期を考慮した繁殖状況調査(主に卵や鳴き声の確認)を行います。
アズマヒキガエルと卵
モリアオガエル
シロマダラ
ヤマカガシ
ニホントカゲ
カメトラップ
本州ではニホンイシガメ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメなどが見られます。このうち、日本の在来種はニホンイシガメのみで、クサガメは江戸時代の移入種であることが近年明らかになりました。嗅覚が鋭いカメは、魚肉などの餌を入れたトラップ(カゴ罠)で捕獲できます。
クサガメ